親指の付け根の痛み(CM関節症)

2026年10月20日

【来院動機】

親指の付け根に痛みがあり、物をつかんだり、瓶の蓋を開けたりする動作で痛みが強くなるため来院されました。

【主な症状】

・親指の付け根が痛む
・物をつまんだり、握ったりすると痛む
・ペットボトルや瓶の蓋を開けにくい
・親指を広げたり動かしたりすると痛む

【原因】

CM関節症は、親指の付け根にある母指CM関節に負担がかかり、軟骨の摩耗や関節の変化によって痛みが生じる疾患です。

親指を頻繁に使うことや、物を強くつまむ動作が負担につながる場合があります。

今回の状態では、親指の付け根だけでなく、手首から前腕にかけての筋肉にも緊張がみられました。これらの緊張が、親指を動かす際の負担に関係していると考えました。

【治療内容】

親指の付け根への負担を軽減するため、手首や前腕を含めて施術を行いました。

・手首から前腕の筋肉への鍼治療
・親指周辺の筋緊張を和らげる施術
・手首や親指の動きを改善する施術
・超音波療法

【治療経過】

初回の施術後、手首から前腕にかけての張りが和らぎ、親指を動かした際の痛みも軽減しました。

その後、週2回のペースで治療を続けたところ、親指の動かせる範囲が徐々に広がり、物をつまむ動作や手を使う際の痛みも日常生活では気にならなくなりました。

現在は、重い物を持つなど親指に負担がかかると少し痛みが出るため、週1回のペースで治療を継続しています。

【注意事項】

CM関節症では、関節自体の変化が痛みの原因となっている場合があります。鍼治療は痛みや周囲の筋緊張を和らげることを目的としており、関節の変形そのものを治すものではありません。

痛みが続く場合や、腫れ・変形・動かしにくさが強い場合は、整形外科を受診してください。必要に応じて、親指を支える装具の使用について医師に相談することもおすすめします。

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